人生は3万日弱…。
実際に数字にするとちょっとゾッとしてしまいました。
(自分の終わりが平均の数字で出ているわけですから)
人生3万日弱で既に1万日以上を使った僕は、これを読んで心底ドキッとしました。
それでは見ていきましょう。
井ノ上陽一さん著書「毎日定時で帰っても給料が上がる時間の使い方をお金のプロに聞いてみた!」書評
本の購入経緯
僕は何か重要だと判断したことについて、ついつい時間を忘れて没頭してしまうことがあります。
確かに重要な事なので優先的に取り組まなくてはいけないのでしょうが、他のことが疎かになるのは「時間の使い方が下手」なのでしょう。
「上手な時間の使い方」はどうすればいいのか調べているところ見つけたのがこちらの本でした。
紙の本で買うと届くまで時間がかかり、一刻でも早く知りたかったのでKindleで購入しました。
余談ですがKindleで購入すると紙の本より安いのと届くまでの時間とで、お金と時間の節約になりました。
この本の対象者
毎日仕事に追われて忙しい思いをしている方や、時間とお金を手に入れたい方。そして、充実した人生を生きたい方にオススメです。そのヒントが書かれていました。
印象に残った著者の考え
人生では3万円が1円ずつ減っていく。
お金でたとえるならば、「財布中に3万円あり、毎日そこから1円ずつ減っていくのが人生」です。
この部分を読んだ時、冒頭でも言ったように僕はドキッとしました。
人生80歳まど考えた場合、その期日までは3万日弱しかなく自分は既に1万日使ってしまっていたのです。
作者の井上さんがこの事実を知ったのは36歳の時とのことで折り返しの40歳まであと少ししかないという事実に同じくドキッとしたそうです。
膨大にあるように見えても有限であることに変わりはなく、万物に共通する死からは逃れられません。
80歳まで生きる寿命があっても、ある日突然事故などの不幸が訪れる可能性もあるのです。
「自分はまだ何もやり遂げられていない」そう思った時、1日を怠惰に過ごすのがもったいなく感じました。
この本を構成する章
1:時間とお金、どっちが大事?
2:付け入る「スキ」を見つける時間管理術
3:定時で帰って給料を上
げる方法①時間を制限する
4:定時で帰って給料を上げる方法②時間をずらす
5:定時で帰って給料を上げる方法③スピードを加速させる
6:残業せずに給料が上がる人になる8つの習慣
この本を読んで分かった4つのこと
メメント・モリ(死を忘れるな)
ラテン語で「死を忘れるな」という意味のメメント・モリ。
「いずれ訪れるその日まで、充実した人生を生き続けるために残りの日数を把握する」という著者の井上さんはExcelで表を作成して日々確かめています。
ゴールが見えないよりも自分でここまでというゴールを明確にすることで、逆算で目標を決められます。その結果が日々の行動に繋がってきます。
計算式
時間を「俯瞰」することで何にどれくらい時間を使っているか把握する
日常生活や仕事上で、取り組む仕事などのタスクと見積もり時間を書き出すことで、必要以上な仕事や無駄な仕事を洗い出し、削減することで時間の効率化を図ります。
仕事量は8時間が目安でそれ以上は多すぎるとのことです。
業種にもよるのでしょうが、たしかに8時間で収められるよう効率的に仕事ができるようになると仕事もプライベートも充実した生活をおくれることでしょう。
Excelや紙などにタスクと所要時間を書き出して計算すると便利ですねb
時間をあらかじめ「天引き」しておく
保険料や財形貯蓄が給料からあらかじめ天引きされると、毎月手取りの給料でやりくりしようとするのと同じように、時間もあらかじめ天引きしておきます。
そうすることで、お金のやりくり同様、時間の使い方がうまくなるということです。
・睡眠7時間
・食事1時間・移動1時間
・準備1時間
と言った具合です。
1日の24時間から上記の必要な時間を全て引いた時間が自由な時間です。
仕事が1日12時間とすると、残りの時間は24ー10−12で2時間しか残りません。健康や仕事の効率の為に睡眠時間を削るのではなく、仕事の時間を削ります。
仕事の時間を削るために工夫することで、時間の使い方が上手くなっていきます。
「やらないことリスト」を作って効率化を進める
「やらないことリスト」を作ることで、「してはいけないこと」「すべきこと」が明確になり、意志家決定がスピードアップします。これは上の時間を天引きして、残った仕事の時間を効率的にする時に効果を発揮してくれます。
あとがき
いかがでしたでしょうか?
総務省統計局、税理士とキャリアを積んだ井上さんならでは、時間を数値化してしっかり管理することで生み出した時間術。
有限であるからこそ、その時間を管理することで日々の人生を充実して過ごすことができます。
読みながら早速本書に書かれていることを試していますが、時間を決めて管理することで自分をコントロールできています。
だれもが自身に残された時間は知ることが出来ませんが、この時間管理が期日までの人生の充実を約束してくれることでしょう。
目標を達成することを信じて、次なる書籍を手にします。
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